八海醸造について

HAKKAISAN

国内有数の豪雪地帯・新潟魚沼地方にて大正11年創業。
霊峰八海山の恵みを受けた極軟水「雷電様の清水」を仕込み水として、創業以来一貫して最高品質の酒づくりを目指し、“淡麗で飲み飽きせず食事とともにコミュニケーションを引き立たせる食中酒”をつくり続けています。

その酒づくりの志は、焼酎、梅酒、クラフトビール、さらにノンアルコール「麹だけでつくったあまさけ」にも受け継がれ、長年蔵人が培ってきた技術が活かされています。

このほか、「米・麹・発酵」をテーマに、魚沼の発酵食文化を紹介する食品ブランド「千年こうじや」や、酒づくりの風土や魚沼の郷愁を感じていただける「魚沼の里」などを通して、魚沼が育んできた上質な発酵の暮らしをお伝えしております。

魚沼地方の風土と食の原点は「雪」

魚沼地方は、新潟県南部に広がる自然に抱かれた美しい地域です。
冬は深い雪に覆われますが、春になれば雪解け水が豊富な伏流水となり、魚沼の大地を潤します。

そこから生まれるのが、美味しいコシヒカリです。
春は山菜、夏は野菜、秋はきのこなどの恵みにあふれ、多彩な伝統食や保存食に活かされます。冬は雪室という天然の貯蔵庫が、野菜を美味しく保存してくれます。

魚沼の肥沃な大地と食文化は、すべて雪の恩恵といえるもの。
清酒「八海山」の味わいもまた、この豊かな風土によって育まれているのです。

「麹」や「醪」の声に耳を傾け
ひと筋に人為を尽くす
清酒「八海山」の酒づくり

日本の酒づくりは、世界に誇る伝統文化。代々工夫を重ね、磨き上げてきた蔵人の知恵と技、そして志が、蔵元独自の味を生み出します。

清酒「八海山」の酒づくりは、すべての品質向上を図るため、普通酒にも吟醸のつくりを貫くという高い基準を設定しています。そのために、最良の水と厳選した米を使い、全工程に持てる最高の技術を注いでいます。

中でも「麹づくり」は酒質に大きな影響を与える重要な作業。目指す麹は人の手によってしかつくることが出来ません。蔵人たちは徹底した温度管理のもと、麹菌の声を聴き、見て触って香りを嗅ぎながら、日昼夜をかけて麹をつくりあげます。

「櫂入れ」と呼ばれる醪の撹拌作業も人の手でしかできない大事な作業。醪と対話しながら状態を見極め、発酵に必要な空気を的確に行き渡らせるのです。

このように、品質の高い酒づくりには人の手が欠かせません。
一人ひとりが高い技術を身につけ、感覚を研ぎ澄ませ、最善を尽くす。
蔵人の技と真摯な姿勢が、食を引き立て、淡麗で旨みのある最上の酒を生み出すのです。

「米・麹・発酵」をテーマに
魚沼の豊かな食と文化を伝える
「千年こうじや」

日本有数の豪雪地帯で長年酒づくりを行い体感してきた保存食の豊かさや自然との共生から生まれた知恵を、発酵のちからとともに紹介している食品ブランド「千年こうじや」。

ブランド名ともなっている「麹」は、私たちが最も大切にするもので、こうした蔵人の技を活かした独自の製法により、あまさけや塩こうじのすっきりと上品な味わいを実現しています。

麹は千年以上にわたり日本の食文化を支えてきた縁の下の力持ち。旨みや保存性を高めるうえ、身体にもいいと見直されています。麹の力でおいしく健やかに。

千年こうじやの多彩な発酵食品が、多くの方々の食卓を豊かに彩っていきますよう願っております。

https://www.sennen-koujiya.jp/

「郷愁と安らぎ」をテーマに、
懐かしくも新しい価値観を提案する
「魚沼の里」

昔ながらの知恵と四季の喜びを感じながら自然と寄り添う暮らしを続けてきた魚沼地域で“郷愁とやすらぎ”を体感してもらう場所として誕生。雪国ならではの新しい試みで、日本人にとって懐かしくも新しい価値観を提案しています。

霊峰八海山の麓、のどかな里山には清酒八海山を製造する第二浩和蔵を中心に、カフェや売店、そば屋、菓子処など郷愁を誘うこの地の魅力を五感で堪能いただけるくつろぎのスポットが点在。四季折々に心安らぐひとときをお過ごしいただけます。

https://www.uonuma-no-sato.jp/